2015年1月29日
名前 | 平成26年度福岡県パラリンピックチャレンジ事業 |
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チーム名 | NPO法人しいだコミュニティ倶楽部・サイコスポーツ株式会社 |
内容 |
日 時 平成27年1月24日 土曜日 13:00~ 会 場 築上町文化会館コマーレ 主催者 サイコスポーツ(株)、NPO法人しいだコミュニティ倶楽部 対 象 築上町 町民 記念講演 講師 松野 明美 氏 (ソウルオリンピック出場) 三原 健朗 氏 (ブラインドサッカー選手、ブラインドサッカー日本代表) 篠原 彩 氏 (車いすアーチェリー選手) 報 告 平成27年1月24日(日)13:00より、築上町文化会館コマーレにて、福岡県総合型地域スポーツクラブNPO法人しいだコミュニティ倶楽部の10周年記念式典及び記念講演会が開催されました。 会場には、クラブ会員と共に築上町町長をはじめ多くの町民の方々が駆けつけられました。 記念式典では、この10年の期間、クラブ運営にかかわられてこられた方々の特別表彰や陽光学園おやまだやワークランドこすもすの方々のハンドベル・ダンス・手話合唱などのアトラクションがありました。 記念講演会では、サイコスポーツ社長渡辺氏をコーディネーターに迎え、講師3名とのトークセッションが行われました。 講演会の主なテーマは、下記の2点でした。 ①ご自身・ご家族の障害とどのように向き合ってこられたか ②障害を受け入れ前向きになったきっかけ 講演会の中で、講師の様々な思いが語られました。特に印象に残ったのは、下記の内容です。 三原氏 : 13歳の時、視力が奪われる病気であることがわかり、少しずつ視力が低下した。 高校は、盲学校へ進学。障害が受け入れられず、大変に悩んだ。 障害者に対して、自分自身が大きな偏見を持っていることに気づき、障害を持つ自分自身が許せない感じだった。当時の先生と先輩、友人の支えで、ブラインドサッカーとの出会いが生まれた。 篠原氏 : 27歳の時、不慮の事故で脊髄を損傷し、車いす生活がスタートした。将来、外国の方に日本語を教える職に就きたいと考えた。しかし、「できないことを悔やむのではなく、できることを増やそう。」と考え、リハビリにも積極的に取り組んだ。やりたいことをたくさん作ることで元気になれた。 松野氏 : 障害を抱え生まれた我が子と向き合えず、当初、わが子を社会に隠すようにしていた。 しかし、他の人から「この子は、親を選んで生まれてきたのですよ。」と声をかけられ、「この子にできることを、親があきらめてはいけない。」と強く考え直した。そして、「子供は、時間がかかってもしっかり取り組むことで必ず成長できる。」と心の変化が起こった。 最後に、3名の講師がこれからの目標について語られ、三原氏、篠原氏は東京パラリンピックをめざし、競技力を追及していくこと、松野氏は、お子さんを東京パラリンピックに導いていきたいということを熱く語られた。 |